上野毛キャンパス

都心にもアクセスしやすい多摩美の原点

都心部から至近の上野毛キャンパスは、首都圏西部に連なる緑豊かな住宅地に接する教育に適した立地にあります。現在は統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科が学びを展開。2026年からは新棟(本部棟・講堂)が利用開始となり、伝統あるキャンパスに新たな創造のステージが加わりました。

所在地

158-8558
東京都世田谷区上野毛3-15-34
Tel. 03-3702-1141(代)

沿革

上野毛キャンパスの歩みは、1935年、本学の前身である多摩帝国美術学校の開校とともに始まりました。

戦火による校舎焼失という苦難に直面しながらも、1946年には川崎市溝ノ口の元軍需工場を借り受けてわずか30名の学生と授業を再開。1952年には教員と卒業生たちの手によって木造校舎が再建されるなど、表現の場を守り抜こうとする強い志が、この地の礎となっています。

1960年には、当時の最先端の教育環境を象徴するコンクリート造の新本館が竣工。高度経済成長期の熱気とともに、日本の芸術教育を牽引する多くの才能を輩出してきました。

その後も、1989年には映像・録音・編集の高度な専門施設を備えた3号館を建設。

2014年には身体表現の新たな拠点となる演劇舞踊スタジオを新設するなど、常に時代の表現領域の拡大に合わせたアップデートを積み重ねてきました。

そして、2025年に迎えた創立90周年の大きな節目。その記念事業として計画・整備された新棟(本部棟・講堂)が2026年に竣工しました。

この新棟は、美と知を集積し、アートやデザインのこれまでとこれからを見据えた新たな創造の場として次代を担う学生たちが学びを深化させると同時に、地域や社会とつながる開かれたプラットフォームとしての役割も担います。伝統を受け継ぎ、次なる100年の表現を切り拓く拠点として、上野毛キャンパスは今もなお進化を続けています。

1962年頃上野毛キャンパス(画面中央)。奥には多摩川が流れる
1960年竣工の旧本館
演劇舞踊スタジオ

施設

建物名延床面積(単位:m2
本部棟6,411.86
1号館3,732.55
2号館4,107.64
3号館2,738.33
講堂795.62
図書館1,333.51
A棟413.86
B棟516.7
演劇舞踊スタジオ1,301.42
Mensa(学生食堂)194.39
Cube1,441.44

上野毛キャンパス 本部棟・講堂(2026年竣工)

創立90周年記念事業として、上野毛キャンパスに誕生した新たなシンボルです。環状八号線と駒沢通りの交差点に位置し、多様化する現代の芸術表現を支える最新鋭の教育環境と、地域に開かれた交流拠点の役割を担います。

講堂

オクルスホール(Oculus Hall)

独創的なドーム型の外観が特徴の当施設は、オクルス(ラテン語で「眼」)を意味する名の通り、天窓から柔らかな光が降り注ぐ象徴的な空間でありながら、木質化された壁面による優れた音響性能を備え、演劇や舞踊、音楽など多目的な芸術・身体表現に対応します。

本部棟 1階 ギャラリー

サーラブルゥ(Sala Blu)

環状八号線に面して大きく開かれた天井高約6mの開放的なギャラリーは、可動パネルにより大型作品から多様な企画展まで柔軟に対応し、学生作品や研究プロジェクトの成果を公開するプラットフォームとして機能します。

本部棟 2階〜5階 教室・スタジオ・交流テラス

・2階〜4階 現代の表現領域に対応した、ゆとりある天井高を持つ教室やスタジオを配置。

サブチェロ(Subcaelo)

・5階 学科や領域を超えた交流を生むテラスを備えた共有空間。学生の自主企画や打ち合わせなど、クリエイティブな交流の場として活用されています。